鶏肉ガブリと持ち帰り猫
うちにいる猫は全員が野良出身で、そのうちの一匹が生まれた場所は建物の隙間でした。
母猫の警戒心が極めて強く近寄れないため、鶏肉(唐揚げの衣を削いだ肉)で警戒心を説いていきました。最後に4匹映るのですが、実は保護に至る前に、手前から順に体調を崩して亡くなってます。手前から3匹目も病気になったのですが保護することができ手術も成功したおかげで生き残り、隙間の建物の店主さんのうちで暮らしています。野良猫の子猫の生存率は低い。
鶏肉ガブリと持ち帰り猫(Mom cat bringing chicken home for kitten)
尻尾しか映っていないうちの子は一番警戒心が強く、人間の姿を見るとすぐ逃げるといった感じでした。私が兄弟猫と遊んでいたのをじっと見ていて、徐々に出てきて、遊びだして保護に至る。という感じです。人に懐く理由は餌だけじゃないんだと思います。
その猫は餌を管理してくれる家族にはあまり懐かず、まるで家庭内野良猫みたいです。保護してからもう2年近く経つのに。ちなみに私のベッドには毎日入ってきて寝るし、風呂にも一緒に入ります。謎が深い。
田んぼにT字の形の何かがいると思ったらカイエビの交尾だった
田んぼを眺めているとT字の何かがいた。泳いでいる姿を見るとまるで田んぼのハンマーヘッドシャークのように見える。
実はこれ。一匹の生き物ではなくて二匹のカイエビが繋がっているもの。繋がった状態でなんで動き回っているのかはわからない。別の生き物だけど、コリドラスのTポジションにも似ている。
コリドラスの場合はオスの精子をメスが口で吸い込んで受精する仕組み。口で吸った精液が体の中を通過して受精するらしい。人間のフェラチオと違ってちゃんと意味がある。
カイエビがなぜ繋がったまま泳ぐのかは不明。違う生き物だけど、エビってメスが脱皮するとホルモンが出て、それに反応したオスが興奮し泳ぎ回ってメスを探し交尾するって聞いたことがある。いわゆる抱卵の舞。それと似たようなものなのかもしれない。
蛍(ゲンジボタル)のメスの発光器が発光する様子を動画にしてみた
よく目にするような長時間露光で撮影された蛍の名所の写真の様子。あれってとても綺麗なんだけど、その場の雰囲気をうまく切り取った表現というわけではなく、作品として綺麗と言った感じで、実際に現場で蛍を観ると全く印象が違う。
写真では蛍が発光して舞う光景はその軌跡にどこか鋭さや固さを感じるけれど、実際に観てみると「ふわふわ〜っ、す〜っ」と言った感じで光っては消えを繰り返し、その明滅の軌跡から受ける印象はとても柔らかく儚さを感じる。昔から人が蛍をどこか神秘的で不吉と感じたり、恋の象徴として扱ったり、儚さの象徴として扱ったりするのも納得できる。
夕されば蛍よりけにもゆれども ひかり見ねばや人のつれなき
紀友則(古今和歌集562)
音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなりけり
源重之(後拾遺集216)
こういう素敵な表現に使われたり、『火垂るの墓』で作品の象徴として使われたり。
まあ、本当に近くでたくさんを観たらブーン!という羽音が凄くて、儚いなあ…しんみり…どころじゃないですけどねw ちっちゃなカブトムシの集団って感じで。
そんな蛍ですが、人間の生活環境の近くにたくさんいた昔と違い生息する場所がかなり限られているため見たことない人が意外と多い。なので最近は蛍を捕まえてきて、家で維持して、蛍を見たことがない人に実物が発光する姿を見せてます。
そんな蛍の発光器が発光する様子を今回は動画にしてみました。
なんの変哲もない光るだけの動画。端のほうが光が強くて真ん中にかけてブワッと発光していく。発光は化学反応によるものでルシフェリン、ルシフェラーゼ、酸素が関わって光るらしい。端から発光がブワッと真ん中にかけて広がっていくということは、気管から空気(酸素)を送り込んで反応を起こしているからなのだろうか。
画像で切り取ってみた。端のほうが発光が強いのがよくわかる。
では蛍はなんのために光るのだろう?成虫が光るイメージが強いので異性を呼ぶためと思いがちだけど、実は幼虫も光るし、更には卵の時から光る。ということで、光る理由はわりと複雑のようだ。
一部の蛍では発光がシンクロする現象が観測されていたり、車のハザードランプに蛍がよってくる現象も有名で、発光する能力を蛍同士でのコミュニケーションに使ってるようだ。
ただ、蛍に振動を与えたり、息を吹きかけて脅かしても明らかに発光が始まるので、その発光する能力を警告として使っている気もする。私が動画を撮影する時には暗くしただけではなかなか光らなかったため、振動を与えて光らせていました。
最後に蛍(ゲンジボタル)を眺めていて湧いた疑問があって。それは彼らが飛ぶ時は基本的に川の上や近くを飛ぶということ。流れに逆らって飛ぶこともあるし、沿って飛ぶこともある。道を挟んで池があってもその上は好まず川の上。野沢の流れの途中に橋がかかっているとその橋の上で迷ったように横に逸れてしまうことがある。でもフワフワと川の上にやがて戻ってくる。そして木立の中を流れる川ではわりと高い位置まで飛んでいるように感じた。気のせいかもしれないけれど。
彼らは何を感知してこのような行動をしているのだろう?もし、わかる方がいたら教えて欲しい。
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