みじんこブログ

人間を含めた生き物の話を中心に。YouTubeに動画投稿もしています(ました)。

ハエトリグモが紙魚を捕食する動画を作ってみた

久々の動画アップロード。Youtubeは使い勝手や動画の編集機能などかなり進化していると感じた。向こうからお勧めの機能であるとか自分のチャンネルに何が不足しているとかも教えてくれる。

 

P1010107

 

それは置いておいて今回の動画はハエトリグモ。英名ではJumping spiderという。その名前の通りに跳んで獲物を捕食するのが特徴の蜘蛛で、巣を張って待ち構えるタイプではない。そのせいか積極的な狩りに有利なように正面方向の視覚が発達しており眼に頼って周囲の様子を伺い体も動かす。その様にどことなく親近感を感じ可愛いと感じる人も多いのだと思う。ネット上でも定期的によく話題になる蜘蛛だ。

 


ハエトリグモが紙魚を捕食する様子(Jumping spider preying on silverfish ...

 

ヤモリの餌として蜘蛛を探していると季節によってはハエトリグモもたくさん見かける。このネコハエトリの幼体と思われる蜘蛛もその時に見かけて家に連れて帰り、他のネコハエトリとは違いそのままヤモリの餌にはせずに飼っていた。餌は家で飼っている紙魚を与えた。紙魚は体が全体的に適度に柔らかくて食べやすいようで、食後はキュッと小さく縮んでいた。蜘蛛は体外消化をするのでハエトリグモもたぶん同じなのだろう、紙魚の中身は綺麗に消化されて吸われていたと思われる。

 

P1010118

 

ここからは自分の動画以外の紹介。

綺麗な蜘蛛だと話題になるPeacock Spiderの動画。これもハエトリグモの仲間。厚みがあまりないのが気になるが、お腹がピーコックの名の通り孔雀のようで美しい。視覚が優れた蜘蛛であるからこのように求婚の行動や容姿が進化してきたのだろうね。野外でこのように撮影するのはかなり大変な作業だから撮影者の腕や根気にも感心した。チャンネルにPeacock spiderの動画がたくさんあってどれも美しいものだった。


Peacock Spider 7 - YouTube

 

日本でもネコハエトリは古くから人気で昔はオスを戦わせる遊びが盛んだったという。メスはふかふかの容姿だけどオスはこんな感じで黒い。自分もほんち遊びの動画を撮ろうかと何度が試してみたけれど。あまりうまくはいかなかった。オス同士が熱心に競ってるのをうまくとらえていて、いい感じの動画だと思う。

参考:ほんち - Wikipedia


ネコハエトリのクモ合戦(JumpingSpider ホンチ フンチ ババ).AVI - YouTube

 

クモ学―摩訶不思議な八本足の世界

クモ学―摩訶不思議な八本足の世界