春になり、暖かくなりネコハエトリのオスが出てきた。
その辺のツツジをじっくり観察してみると、季節によってツツジの周辺で活動する生き物が変化していくのに気がつく。季節だけでなく時間帯や気象条件によっても違うのだ。例えば夕方に通ると朝には見かけることのなかった蜘蛛が出勤してせっせと巣を作っていたりする。
似たような場所にあるツツジでも、この樹にはなぜかハエトリグモが毎年やたらと多いとか、周辺環境の微妙な違いなのか樹によって勢力の強い蜘蛛の種類が違ったりするし、それはなぜなのだろうと考えると興味深い。
そんな中、ツツジで生活するネコハエトリを眺めていると、今までは灰色の姿のメスばかりだったのに、まだ体が小さめで姿の黒いオスが出てきていた。オスは出現時期がメスと違って狭いようで桜が散った頃から夏前までに限られているらしい。
メスと違って出現時期が限られるということはどういうことなんだろうね。他のクモであるように用が済んだらメスの栄養にされてしまうののか、力尽きるのか、それとも人目につかないところでひっそりするのだろうか。
ハエトリグモが紙魚を捕食する様子(Jumping spider preying on silverfish ...
こちらは以前作ったハエトリグモの動画。