みじんこブログ

人間を含めた生き物の話を中心に。YouTubeに動画投稿もしています(ました)。

ナミアゲハが前蛹になる前の糸掛け糸くぐりの様子を動画にまとめてみた

前回の蛹化の次の動画は糸掛け糸くぐりの動画です。
アゲハチョウの蛹はお尻が木なり壁に引っ付いていて、背中は糸で固定されてますよね。あの糸がどうやって作られて、どのように幼虫は体に通しているんだろう?という動画です。20分位の動画をカットや倍速などで編集して雰囲気をなるべく損なわないように2分にまとめてあります。



Youtube:ナミアゲハの糸掛け糸くぐり(Papilio xuthus larva spinning loop)


糸の輪を作ってその輪の中を体をそらしてくぐります。とても器用­。帯糸と呼ばれるこの糸は一回だけじゃなくて何回も何回も吐いて作った糸が一本になっているので丈夫なんでしょうね。この吐いた糸の輪の付け根にもビッシリと糸が吐かれています。尻のところにも糸の塊が吐かれて、帯糸を作る前にはお尻のところにも入念に糸を吐いて準備します。



ニコニコ動画:ナミアゲハの糸掛け糸くぐり(Papilio xuthus larva spinning loop)


ここからは余談ですが、プラケースでアゲハの幼虫を飼われている方も多いと思います。その際、プラケの壁や蓋で蛹になっちゃうこともありますよね。その場合はみっしり吐かれている糸を利用して蛹(蛹になって2日ほどたってから)を剥がすとといいです。方法は簡単で蛹が張り付いているプラケの壁にセロテープを貼って剥がすだけです。糸と一緒に蛹も一緒に剥がれます。