アゲハチョウの蛹の保護ポケットをつくろう(動画有)
アゲハチョウの幼虫を飼育していると、こういうことがあります。蛹への準備が始まったら棒状のものを飼育ケースに入れて「そこで準備してね」とお願いするんですが、幼虫は気に入らないらしくて蓋や壁面で蛹になってしまう…。蛹の糸が切れて宙ぶらりんになっている…、等うまくいかないものです。また蛹化以前に前蛹になる段階で失敗した個体も漏斗で蛹化させてからこの保護ポケットで羽化させるといいです。
野生環境で壁面で蛹になっている個体が多いことを考えると、羽化時に何かに捕まって翅を伸ばすことができる場所でさえあればまったく問題ないんでしょう。しかし、飼育ケースで次の幼虫を飼育したいであるとか、あまりにも厳しい場所(蓋の縁とか)で蛹になっているなどの理由があるときは安全に羽化できる保護ポケットを作ってやると良いです。
作り方はとても簡単。ネットで検索すると飼育している方がそれぞれ自分なりのポケットを作ってらっしゃるみたいで、手法を公開されている方や写真を公開されている方など様々です。今回は動画で手順や作り方をまとめてみました。注意点は蛹にショックや圧力を与えないことです。死んでしまいます。特に蛹になりたての場合は柔らかくてとても危険なので必ず数日たってからがいいと思います。
Youtube:アゲハチョウの蛹の保護ポケットをつくろう
☆用意するもの
- 蛹
- 紙(コピー用紙がちょうどいい柔らかさだと思います)
- セロテープ
- 割り箸
- 木製クリップ(ダイソーで売ってます)
- 糊か木製ボンド
- はさみ、カッター
- 土台(植木鉢など)
ニコ動:アゲハチョウの蛹の保護ポケットをつくろう
アゲハチョウ飼育者の方の参考になれば幸いです。