みじんこブログ

人間を含めた生き物の話を中心に。YouTubeに動画投稿もしています(ました)。

中の人がいる!?今年一番の衝撃的アプリ「虫判定器」がすごい!

このアプリは本当に衝撃的でした。いろんなアプリ紹介サイトでも話題になっていましたが、生き物が好きな人間が使ってみてもみてもかなりの驚きの能力を持つアプリだと感じました。本当におもしろいし未来を感じることができるので、いろんな人に使ってもらいたいと感じました。


虫判定器 Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.recruit.mushihantei
虫判定器 iTunes
http://itunes.apple.com/jp/app/chong-pan-ding-qi/id558376825?mt=8
Twitterの虫判定器のハッシュタグへのリンクです。
https://twitter.com/search?q=%23%E8%99%AB%E5%88%A4%E5%AE%9A%E5%99%A8&src=hash

このアプリの使い方

  1. 虫を見つける。
  2. スマホ(Android,iPhone)で写真を撮る。
  3. 虫判定器を立ちあげて写真を解析サーバーに送る(虫判定器を使っての撮影も可能ですが、好きなカメラアプリをつかいたいですよね)
  4. 何時間後に結果が出ると目安が表示されるので、ドキドキしながら待つ。
  5. 結果が来る。解析済みの写真は虫カゴに入って名前が表示されるので収集してる気分になれる。虫の詳細はWikipediaの説明文付き。


こんな感じでとてもシンプルです。写真から虫を同定(生物の名前を調べること)する能力については実際にアプリを使うまではたいしたことないだろうと思っていたのですが、本当に侮れない感じで不思議にとても能力が高いです。解析サーバーの中には人間がいて、その人が手動で同定しているのでは?と思うほど。


IMG_0096


凄いなと思った例を挙げると虫の顔だけで判定が返ってきたり、人間でも判定に迷うような側面からの写真でも正解を返してきたり、更にはパッと見では間違うようなジャコウアゲハとアゲハモドキをクオリティの高くない写真から判定したり…。こんな感じです。


しかし判定が大雑把だったり簡単なケースでも間違っている時もあるので、中の人が複数いてクオリティに差が出てるのかなと妄想しています。でも、人の手だけだと結果の判定が追いつかないですよね。どのような解析アルゴリズムを使ってるんでしょうか。不思議です。


虫のことについて知識がない人が手軽にこの虫は何?と調べるのにも使えますし、生き物好きが昆虫採集のお供に使うこともできます。中の人の同定能力に挑戦する使い方もおもしろいと思います。個人的にはこのアプリには未来を感じました。こんなことができたらいいなと誰しもが思う発想を形にできる開発の人は素晴らしいですね。


最後に自分で試した例を何件か。


IMG_0101
うーん残念。自信があったのかオカダンゴムシと細かく判定が返ってきた。でもこれはワラジムシですね。ヤマトサトワラジムシだと思う。


IMG_0097
判定不能。虫かゴミかわからない。かすかに見えてる顎を見れば人力判定だったならクサカゲロウの幼虫だとわかるかな?


IMG_0098
お見事。この虫の特徴的な部位がぼけてて背後からの写真でも正解の判定。


IMG_0100
大雑把な判定。この触覚、黒いハネ、赤い脚を見たら人力だったらアゲハモドキと判定できる?


IMG_0099
これもお見事。側面からの写真でもヒグラシと当ててきました。