山茶花(さざんか)が咲いて散る季節になってきた。他に咲く花が特に目立たない季節のため、山茶花が咲いていると、たとえその姿自体はひっそりとしていても目立つ。
私は山茶花が咲いている時よりも、散って花びらが地面に溢れている時のほうがどちらかというか好きだ。背景の地面が寂しい色の季節ということもあるだろうし、私には地面を眺める癖があるからかもしれないし。なによりもとても鮮やか。時には花びらだけで地面が埋め尽くされるのを見ていると、鮮烈な印象を受けるとともに綺麗だなと感じる。
ちなみに撮影場所は平城宮跡。この場所は山茶花がとても多い。